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ニキビを治したい！そんな時は一般皮膚科？美容皮膚科？２つの違いを徹底解説！

整形　ニキビ

ニキビの治療は一般皮膚科でも美容皮膚科やクリニックでも治療できますが、そもそもどちらで治療するのがいいのでしょうか？

そもそもニキビは「尋常性ザ瘡（尋常性ざ瘡、じんじょうせいざそう）」という炎症皮膚疾患なので、保険が適用されます。

しかし、保険が適用されるのは、「尋常性ザ瘡」と診断された場合に限ります。

また、「尋常性ザ瘡」として治療を受けるのであれば、「尋常性ザ瘡」の炎症を抑える治療となってしまうので、ニキビ跡のクレーターや、色素沈着に対する治療は受けれないことがほとんどです。

ここが一般皮膚科と美容皮膚科やクリニックとの違いで、一般皮膚科は保険適用内での治療を主とし、保険適用外の治療を選ぶことが難しく、美容皮膚科やクリニックは保険適用外の治療も自由に選ぶことができます。

稀に、美容皮膚科やクリニックでも保険適用範囲内で、美容面にも配慮した治療を行ってくれるドクターがいるようですが、自分が希望する通りにニキビを治療したいのであれば、炎症を抑える治療だけでなく、炎症が収まったあと、クレーターや色素沈着、ニキビ跡をどれだけ残すことなく、美しく治療できる保険適用外の治療も視野に入れた方が良いでしょう。

美しさを重視した治療ができる美容皮膚科やクリニックの治療では、一般皮膚科の治療より費用がかさんでしまいますし、
肌サイクルなどにも個人差があるので、「どれくらいの期間、どれくらいの費用をかければ美しくなれる」目安も人それぞれ異なります。

しかし、美容皮膚科やクリニックは、思春期特有のニキビと成人した人が発症する「大人ニキビ」の原因の違いを明確に捉えている医師が多い傾向にあります。

一般皮膚科では、大人も子どもも年齢に関係なく同じ治療や処方箋で対処されることがほとんどですが、発症原因が違う思春期ニキビと、大人ニキビの特徴に対して深い知識がある「美容皮膚科やクリニック」だからこそ、豊富な治療方法から自分に適切な治療法が見い出せますし、「費用がかさむように感じてしまったとしても治療期間が短縮できるのでは？」という考えもあるのです。

もくじ
■一般皮膚科のニキビ治療と美容皮膚科やクリニックのニキビ治療
■美容皮膚科やクリニックで行われるニキビ治療の種類
■ニキビ＆ニキビ跡を美容皮膚科で治療するときに注意したいこと

一般皮膚科のニキビ治療と美容皮膚科やクリニックのニキビ治療

美容整形　ニキビ

■一般皮膚科のニキビ治療
一般皮膚科のニキビ治療は美容皮膚科やクリニックと比べ低費用で治療が受けれることがメリットではあるものの、根本的なニキビの原因から改善するというよりは、保険適用範囲内で「炎症を抑える」飲み薬や塗り薬で行う治療がメインとなります。

思春期ニキビや、突発的なニキビ治療であれば皮膚科でも十分かもしれませんが、長年ニキビが再発している人や、大人ニキビの治療は、一般皮膚科では難しいと言われています。

■美容皮膚科やクリニックのニキビ治療
皮脂の分泌が過剰になることで出来る思春期ニキビより治療しにくい「大人ニキビ」にも対応した治療法が用意されているのが、美容皮膚科やクリニックです。

大人ニキビは不規則な生活サイクルやストレス、ホルモンバランスの乱れやメイクによるダメージなど多くの原因が考えられることから、治療がしにくいと言われていますが、美容皮膚科やクリニックでは、ひとりひとりの原因に合わせて多様な治療法を行うことができます。
その反面、保険が適用されない部分もあるため、費用は一般皮膚科に比べ、高額となってしまうのがデメリットです。

美容皮膚科やクリニックで行われるニキビ治療の種類

多様な治療法に対応している美容皮膚科やクリニックで行われるニキビ治療には、下記のようなものがあります。

手軽に取り入れやすいニキビ治療「ビタミンCなどのイオン導入

美容成分をイオン化して肌の奥深くの「角質層」まで成分を届ける方法です。
ニキビ治療では主にビタミンCをイオン化したものを肌へ浸透させています。
化粧水や美容液などを肌に塗るだけでは、浸透しにくい肌深部の基本層や真皮層へ有効成分を浸透させ、ニキビやニキビ跡、ニキビによる色素沈着の改善を促します。
有効成分をイオン化するとき、イオン導入器で電流を流すため、稀にピリっとした痛みを感じる可能性がありますが、基本的にダウンタイムがないので、気軽に取り入れやすい治療法で、老け顔や疲れ顔対策としても用いられています。
費用の目安は5,000円～となります。

ニキビ跡やシミ＆そばかすに「フォトフェイシャル」
赤に反応する特殊な光をニキビやニキビ跡に反応させ、肌に刺激を与えることで、真皮膚のコラーゲン生成を活発にする治療法です。
ニキビ、ニキビ跡だけでなく、シミやそばかすの治療にも用いられています。
ダウンタイムはほとんどないものの、フォトフェイシャル後はメラニンがポロポロと表面に浮き上がることがあります。
ターンオーバーの個人差があるものの、1週間程度で落ち着きます。
費用の目安は、顔全体の場合20,000～50,000円程度となります。

ターンオーバーのサイクルを正常に戻す「AHAケミカルピーリング」

ニキビ治療に有効とされる成分、AHA（フルーツ酸、アルファヒドロキシ酸）を用いて、毛穴に詰まった古い角質や角栓、ニキビの原因となるアクネ菌を排除し、肌のターンオーバーサイクルを正常に戻す方法です。
ニキビ治療ではよく用いられている治療法ですが、ニキビの炎症がひどい場合はヒリヒリとした痛みを感じたり、症状が悪化する場合があるので、症状に合わせて医師と相談し行います。
ターンオーバーを正常に戻す施術なので、老け顔や疲れ顔対策としても用いられています。
費用の目安は5,000～20,000円となります。

最先端のピーリング技術「ハイドラフェイシャル」

アメリカのFDA（日本でいう、厚生労働省）が承認しているピーリングマシンを使って行う、最先端のピーリング
「ハイドラフェイシャル」は、「ケミカルピーリング」と液を吹きかけて汚れを落とす「物理的研磨」、美容成分導入を同時に行うことができる方法です。
毛穴にたまった皮脂や汚れ、ニキビ発生の原因となる菌をピーリングと研磨で取り除き、美容成分を浸透させることで、初期ニキビの予防、改善、再発予防などの効果が期待できます。
ダウンタイムがないため、赤みは腫れが起きることなく、すぐにメイクができるのも魅力のひとつ。
ニキビだけでなく美白効果、保湿効果、毛穴のくすみ取りのために行う人も多く、
費用の目安は24,000～38,000円となります。

多様なニキビに対応できる「ピュアアクネス」

ニキビ専用の光治療機で、緑色光は黒ニキビ、赤色光はニキビの炎症や皮脂を抑え、黄色光は肌質改善、青色光はアクネ菌を死滅させる効果と、多様な光を放つことができるので、赤ニキビや黒ニキビなど、様々な種類のニキビに対応することができます。
ニキビだけでなく、うぶげや角質除去ができたり、コラーゲンを増殖させる作用もあるので、肌質そのものから改善し、再発しにくいニキビ治療を行うことができます。
ダウンタイムもないので、治療後にメイクもOK！
費用の目安は顔全体で12,000円程度となります。

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炎症ニキビ＆色素沈着の予防に「クリアタッチ」
ピュアアクネス同様、光をあてて行う治療ですが、光の数はピュアアクネスより少ない2種類となり、洗顔では落としきれないアクネ菌の殺菌を目的としたニキビ治療です。
他のレーザーや光治療より、やけどなどのリスクが少ない安全な治療として知られており、施術中の痛みが少なく比較的、低価格なのが特徴。
1回の所要時間は15～30分で週に1、2回のペースで10回の施術を行います。
費用の目安は1回あたり、5,000円～12,000円ですが、何度かの施術がセットになっている場合もあるので、この費用より安くなる可能性もあります。

化膿している炎症ニキビに「炭酸ガスレーザー」
主に化膿している重症ニキビに用いられる治療です。
炭酸ガスのレーザーを患部に照射し、膿や殺菌の出口となる小さな穴を空けます。
穴は針先の10分の1程度の小さな穴なので、目立つことはありません。
穴を空けると同時にレーザーでアクネ菌を殺菌し、皮脂を溶かせるので、再発しにくいニキビ治療が行えます。
ほくろやイボ治療でも用いられている方法で、ダウンタイムもほぼありません。
レーザーを照射する箇所で費用は変わってきますが、費用の目安は1cm×1cmの範囲で20箇所行った場合、5,000円～となっています。

炎症を起こしている赤ニキビに「キュリア」
しわやたるみ、小顔を目的とした施術にも用いられているダイオードレーザー治療器で、炎症を起こしている赤ニキビを照射する方法です。
ニキビの原因となるアクネ菌の殺菌、コラーゲンの生成を促すので、ニキビ跡やクレーター予防にもなります。
痛みはほとんどなく、人によっては施術後は赤みが出ることがありますが、施術当日からのメイクも問題ありません。
費用の目安は顔全体で10,000～30,000円程度。
照射する箇所にもよりますが、1回10～30分ほどの施術を3～5週間に1度のペースで5回程度、受けるのが一般的です。

繰り返すニキビに「アグネス」
ニキビの発生原因となる毛穴に詰まった皮脂腺に高周波を照射し、詰まった皮脂や皮脂分泌を減らす方法です。
施術前にはクリームで麻酔を行い、施術に使用する針は、絶縁体なので、皮膚へのダメージや痛みを抑えながら、皮脂を減らすことができます。
繰り返し発症する慢性ニキビを短期治療する目的で行われることが多く、色素沈着、クレーター、再発予防に効果的です。
施術後は皮膚が熱や赤みを帯びるので、メイクは施術の翌日から。
ダウンタイムはターンオーバーの周期に合わせて、個人差がありますが7～10日程度で落ち着きます。
費用の目安は10箇所以内で40,000円程度。
一回の施術で効果が得られやすい方法となっています。

オイリー肌や思春期ニキビに「ＰＤＴ(フォトダイナミックセラピー)」
「Photo Dynamic Therapy(フォトダイナミックセラミー)」通称PDTは、特殊光に反応するALA（アミノレブリン酸）という生体アミノ酸を服薬(または塗布)し、特殊光を照射することでアクネ菌やその他の雑菌を殺菌したり、皮脂分泌を抑える方法です。
術後のメイクも可能でダウンタイムはほとんどないものの、好転反応で一時的に炎症が起こる場合があります。
費用の目安は、1回30,000～50,000円程度で5～6回の施術を受けるのが一般的です。
皮脂分泌の多いオイリー肌や思春期ニキビの方に向いています。

毛穴に溜まった汚れをスッキリ！「カーボンピーリング」

カーボンピーリングはＰＤＴと似たような原理です。
カーボンローションを皮膚に塗布し、カーボン色素に反応する特殊なレーザーを照射することでアクネ菌などの雑菌を殺菌し、毛穴に熱を加えることで再生修復機能を促す方法です。
毛穴に溜まった雑菌や老廃物を排除し、皮膚を活性化させ、開いた毛穴を引き締めます。
ダウンタイムや術後の経過はPDTとほぼ同じで、好転反応で一時的に悪化したように感じる場合があります。
費用の目安は顔全体で30,000円～。鼻など一部分の施術であれば10,000円程度から。
2～3週間に1度を目安に4～5回行ったあと、1ヵ月に1度、2ヵ月に1度など、コンスタントに行うことでより高い効果を実感できます。

ニキビ＆ニキビ跡を美容皮膚科で治療するときに注意したいこと

美容整形　ニキビ生活習慣や食生活、スキンケアなど、どんなに努力しても「ニキビやニキビ跡がなかなか治らない！」と、悩んでいる人は意外と多いですよね。
自分だけでは、改善することのできないニキビやニキビ跡を、美容皮膚科で治療してもらうのもひとつの手段ではありますが、治療方法は豊富に用意されていますし、家では行うことのできない特殊な方法を試すこともできます。
しかし、やはり一般皮膚科に比べれば費用はかさんでしまいます。

せっかく高いお金をかけて治療するのですから、美容皮膚科で治療を受ける前に

☑どの治療方法があなたの肌に合っているのか？
☑費用や施術回数はどれくらいかかるのか？
☑発症するニキビのタイプはどんなものなのか？

自分が納得できるまでカウンセリングを行いましょう。

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