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乳がん検査が受けられない!?豊胸手術のデメリットを知ろう!

豊胸手術後は乳がん検診が受けれない?授乳は可能?豊胸手術のデメリット
誰しも憧れる大きな胸に憧れるのは男性だけでなく女性も同じです。
しかし胸の大きさやカタチは遺伝によって左右されるため、食生活や筋トレなどで努力しても大きくなる幅は限られてきます。
努力だけではどうにも出来ない「胸」を美容整形で理想の胸に近づけるのが「豊胸手術」ですが、
「豊胸手術で胸を大きくしたいけれど、豊胸後は乳がん検診が受けれなくなるのでは…?」と不安に思っている方も多いようです。
そこで今回は豊胸手術と乳がん検診の関係性や豊胸手術のデメリットにまつわる質問にお答えしていきます。
Q1.豊胸手術をしたら、乳がん検診が受けれなくなるって本当?
30代になると女性は定期的な乳がん検診を推奨されています。
しかし豊胸手術を行うとこの乳がん検診が受けれなくなるのでは?という不安を抱えている女性が多くいます。
この答えは「豊胸の種類によって乳がん検診を断られる可能性がある」です。
そもそも乳がん検診は3つの種類があります。
▼問診・視触診
問診・視触診では、医者が実際に胸を見て、触って、しこりの有無を確かめます。
しかし、問診・視触診だけでは、初期段階の小さなしこりなどを発見することが難しく、ある程度の大きさがあるしこりでなければ発見することができません。
▼マンモグラフィー
胸専用のX線撮影を用いる方法で、問診・視触診では発見することができない小さなしこりを撮影できます。
マンモグラフィーはX線被曝量も自然界で受ける放射線量と比較しても多くないため、身体への危険性はほぼないと言われています。(妊娠中の方、妊娠の可能性がある方は要相談。)
マンモグラフィーでは胸全体を挟んで、圧迫し撮影していきます。
圧迫することで、隠れているしこりを捉えやすくなるのです。
しかし、この圧迫に痛みを感じる方が多いため、「マンモグラフィー検査=痛い検診」というイメージが定着しています。
▼超音波(エコー)
超音波(エコー)は若い女性向きの検診で、見ただけ、触れただけではわからないしこりを発見するのに使用されています。
専門の機械を胸にあてて、超音波で目では見えない部分を観察していく方法でマンモグラフィーのように痛みを感じません。
しかし、超音波(エコー)は検診を行う医者の技術で結果が左右されやすい方法です。一方でマンモグラフィーは技術の差で結果が左右されにくいため、一般的にマンモグラフィー検査が推奨されています。
シリコンバッグを用いた豊胸手術は要注意!
「豊胸の種類によって乳がん検診を断られる可能性がある」とお答えしましたが、乳がん検診を断られる可能性があるのは「シリコンバッグ」を用いた豊胸手術です。
豊胸手術でシリコンバッグを挿入していると、乳がん検診で推奨されている「マンモグラフィー検査」を断られてしまう可能性があるのです。
理由は強く圧迫することで、挿入しているシリコンバッグが破裂してしまう危険性があるからです。
しかし、破裂の恐れがあるシリコンバッグは昔の豊胸手術で用いられていた、生理食塩水や液体のシリコンバッグです。
生理食塩水や液体のシリコンバッグを挿入している場合は、破裂の恐れがありますが、現在使用されているシリコンバッグは主にコヒーシブシリコンという破裂しにくい素材を使用しているので、マンモグラフィー検査で破裂してしまうとは考えにくいのです。
ただし、マンモグラフィー検査を行う医者は美容整形について専門的な知識がほとんどありません。
そのため、検査を受ける患者さんがどんなシリコンバッグを挿入しているか判断が付かず、万が一のことを考えて、「シリコンバッグを挿入している人はマンモグラフィー検査を断られる」というケースが多いようです。
一方でヒアルロン酸や自身の脂肪を注入する豊胸手術であれば、美容整形を行った担当医の許可が降り次第、マンモグラフィー検査は可能です。
しかし、施術から間もないあいだは胸に強い刺激を加えない方が良いので、もしも乳がん検診の予定があるのなら、施術前に担当医に相談しておきましょう。
Q2.シリコンバッグを用いた豊胸手術をしていて、マンモグラフィーを断られました。
どんな乳がん検診であれば受けれるのでしょうか?
マンモグラフィー検査を行っても、危険性がないシリコンバッグを用いるなど、美容整形業界は進歩しつつありますが、実際には危険性がないと言え、断られてしまうケースが多いようです。
その場合、問診・視触診や、超音波(エコー)による乳がん検診を受けることができます。
しかし、乳がん検診で推奨されているマンモグラフィー検査は、問診・視触診や、超音波(エコー)よりも初期段階の乳がんを発見しやすいと言われているので、もしもシリコンバッグで豊胸手術を考えているのであれば、その部分も考慮して検討しましょう。
美容整形医からすると、問題はないと言えても、美容整形に知見がない医者からすると、シリコンバッグを挿入している患者さんにマンモグラフィー検査を行うことは危険だと認識してしまいます。
例えば、刺青(タトゥー)やアートメイクをしていると、「MRI」(magnetic resonance imaging 核磁気共鳴画像法)が受けれないと言われていますが、実際のところ、事例がないからハッキリした真相がわかっていません。
事例があってからでは、取り返しのつかないことになってしまう場合、大抵の医者はリスクを回避しますから…。
美容整形医だけでなく、乳がん検診を実際に行っている医者から話を聞いておきましょう。
Q3.豊胸手術をすると乳がん発症のリスクが上がるって本当ですか?
豊胸手術が原因で乳がん発症のリスクが上がるとは考えにくく、様々な美容整形医も「豊胸手術と乳がん発症の因果関係はない」という意見を持っています。
しかし、上記で記述したように、シリコンバッグを挿入していることでマンモグラフィー検査が行えなかったり、異物が邪魔となり、正しい診断が出来なかったことから、乳がん発見が遅れてしまう可能性は十分に考えられます。そして発見が遅れてしまうと死亡率も増加してしまいます。
このような理由から、シリコンバッグを用いた安易な豊胸手術はおすすめできません。
どうしても豊胸手術を望むのであれば、ヒアルロン酸や脂肪注入などによる豊胸手術を検討してみてはいかがでしょうか?
また、豊胸手術の有無に関わらず、定期的な乳がん検診を受けましょう!
Q4.豊胸後に妊娠が発覚。授乳に問題はありませんか?
豊胸手術の種類に関わらず、授乳することは可能です。
ただし、シリコンバッグを挿入する豊胸手術は注意が必要となります。
妊娠~出産、そして授乳中にかけて、女性の乳腺は著しく発達します。
そのため、以前の胸のサイズに合わせて挿入していたシリコンバッグが胸のサイズに対して余裕がなくなってしまったり、破裂や痛みを生じてしまう可能性があるのです。
シリコンバッグを挿入していなくても、乳腺が発達するにつれ痛みを感じる妊婦さんが多いので、シリコンバッグを挿入していると痛みが更に増してしまうと考えられます。
また、授乳中は乳腺炎(乳腺が炎症を起こし、痛みや熱が生じること)になりやすいので、シリコンバッグが発達した乳腺を圧迫し、乳腺炎のリスクが上がってしまう可能性も否めません。
出産予定がある人は、ヒアルロン酸や脂肪注入による豊胸手術をおすすめします。
そして、授乳中にサイズアップする胸ですが、授乳が終わると自然と元の大きさへと戻っていきます。
ヒアルロン酸による豊胸の場合は、成分が体内に吸収されて徐々に効果が薄れてしまうので致し方ない部分がありますが、脂肪注入で豊胸を行った場合、「授乳が終わるにつれて効果がなくなったり、カタチが崩れてしまうのでは?」という不安を抱えている人もいらっしゃるかと思います。
確かに妊娠~出産、授乳後と女性の胸は大きく変化するので、元通りの胸になるとは限りませんが、妊娠~授乳中の胸の膨らみは、赤ちゃんへ母乳を与えるために乳腺が発達しているだけであって、授乳後に胸が小さくなってしまうのは、母乳を分泌する必要がなくなった乳腺が変化するからです。
今まで通りのハリは豊胸の有無に関わらず、胸のバランスが崩れる可能性があるものの、定着した脂肪がなくなってしまう訳ではありませんし、注入した脂肪は変化した胸にも自然に対応してくれるので、シリコンバッグよりバランスが崩れるリスクはないでしょう。
シリコンバッグによる豊胸手術はデメリットもしっかり認識しておこう!
豊胸手術において、多くのデメリットが予想されるのが、シリコンバッグを用いた豊胸手術です。
ヒアルロン酸や脂肪を注入して胸を形成する場合、本来人間の体に存在する物質だからこそ、アレルギー反応が出にくく、自然な仕上がりとなります。
その半面で効果が消滅してしまうデメリットがありますが、シリコンバッグの場合、美容整形の技術が進歩していて、危険性が少なくなったと言えど、やはり「異物」です。
ヒアルロン酸や脂肪注入と比べて、効果は半永久的に持続しますが、バッグの破裂などトラブルが起きてしまったときのリスクは高くなりますし、変化していく人間の体に対応できません。
マンモグラフィー検査を断られたり、乳がん発見が遅れてしまうかもしれない危険性を踏まえながら、安易な豊胸手術をしないよう心得ておきましょう。
参考:【美容整形の写真付き体験談】後悔なし!やってよかった!私の豊胸手術体験